Pre フジ系月9『ガリレオ』
このページでは、2007年10月にスタートするフジ系ドラマ、『ガリレオ』の概要と、原作に関する詳細情報をご案内します。

フジ系月9ドラマ『ガリレオ』

原作:東野圭吾…『探偵ガリレオ』『予知夢』(文藝春秋社刊)
脚本:福田 靖
演出:西谷 弘
プロデュース:鈴木吉弘・牧野 正
主題歌:未発表
製作:フジテレビ ドラマ制作センター
出演:湯川 学(福山雅治)/内海 薫(柴咲コウ)/草薙俊平(北村一輝)/栗林宏美(渡辺いっけい)/弓削志郎(品川 祐)/城ノ内桜子(真矢みき)/他
公式ホームページ:10月企画 新月9ドラマ『ガリレオ』

※備考

  • 草薙刑事は、俊介から俊平に改名されています。
  • 栗林宏美・城ノ内桜子は、ドラマのオリジナルキャラクターです。


  • 原作の紹介
    原作になる『探偵ガリレオ』と『予知夢』は、共に、帝都大学理工学部物理学科助教授(ドラマ化作品では准教授)である湯川学を主人公にした本格ミステリですが、作品から醸成される趣きは少し異なります。

    『探偵ガリレオ』は、東野圭吾さんが、「自分の持っている理系の知識を駆使して小説を書いてみたいと思っていた(著者の一言コメントより)」ことから誕生した連作短編集です。 作者のコメント通り、科学の専門用語や道具が多数登場します。
    一方の『予知夢』では難度が幾分か引き下げられ、「オカルトを暴く」ということが主要テーマになりました。

    「原作は未読、でも、ドラマがスタートする前に目を通しておきたい」という方は、先ず『探偵ガリレオ』からお読みください。作品間のつながりはありませんが、「登場人物が加齢する」「登場人物の人となりが、回を重ねるにつれて鮮明になってくる」等、作品の発表順に読む方が、より充実した読後感を得られる内容になっています。

    『探偵ガリレオ』のあらすじ
    探偵ガリレオ
    • 出版社 文藝春秋社(ISBN:4163177205)
    • 発刊日 1998/05/30
    • 文庫化 文春文庫(ISBN:4167110075)
    • 文庫発刊日 2002/02/10
    • 内容 燃える(もえる)/ 転写る(うつる)/ 壊死る(くさる)/ 爆ぜる(はぜる)/ 離脱る(ぬける)
    • 燃える(もえる)
      オートバイの爆音と嬌声で周辺住民の不興を買っていた若者の1人が焼死した。事態の顛末を見ていた仲間は、「あいつの後ろの髪の毛から急に火が出た」と話している。一部のマスコミはプラズマによるものと推理したが……。
      湯川学が解決した最初の事件です。この時点では、まだ「ガリレオ」というニックネームは生まれていません。
    • 転写る(うつる)
      中学校の文化祭で展示されていた石膏像は、出展者が、池で見つけた金属性のデスマスクを元に作られたものであった。後日、その池からは、行方不明となっていた歯科医の遺体も発見される。デスマスクは歯科医のものと判明したが、それがいかにして作られたかは不明のままだった。
    • 壊死る(くさる)
      スーパーマーケットを経営する男の遺体が、自宅の浴室内から発見された。男の右胸には直径10p程度の痣に似た痕があり、解剖の結果、その痕は、皮膚が壊死したために出来たものだと判明する。
    • 爆ぜる(はぜる)
      神奈川の海水浴場で、轟音と共に原因不明の火柱が立ち登り、遊びに来ていた主婦が死亡する。その火柱は、見ていた者の目には、海中から突き出るように姿を現した、と映った。
    • 離脱る(ぬける)
      化粧品メーカーに勤めるOLが自宅で殺害され、彼女と交際のあった保険の外交員に嫌疑が掛かるが、その外交員のアリバイを証明する人間が現れた。小学二年生の少年が、「幽体離脱」によって、外交員の車を認識したという。少年の父親がマスコミに情報提供したために、ちょっとした騒動へと発展するが――。
      ガリレオというニックネームは、この章で初めて登場します。名付け親は草薙刑事の上司である間宮警部で、難事件解決のための助言を授けてくれる湯川に対し、敬意をこめて「ガリレオ先生」と呼びました。

    『予知夢』のあらすじ
    • 出版社 文藝春秋社(ISBN:4163192905)
    • 発刊日 2000/06/20
    • 文庫化 文春文庫(ISBN:4167110083)
    • 文庫発刊日 2003/08/10
    • 内容 夢想る(ゆめみる)/ 霊視る(みえる)/ 騒霊ぐ(さわぐ)/ 絞殺る(しめる)/ 予知る(しる)
    • 夢想る(ゆめみる)
      女子高校生の部屋に不法侵入を試みた男が、少女の母親に見咎められて逃走し、ひき逃げ事故を起こしてしまう。
      平凡な事件と思われたが、男は、少女が誕生する前からその姓名を認識していたことが判明し、捜査陣を慌てさせる。
    • 霊視る(みえる)
      クラブのホステスがマンションの自室で殺害されたが、ほぼ同じ時刻に、全く別の場所で彼女の姿を見た男が存在した。男はホステスの恋人であった。
      捜査員の間では、被害者の霊が男に事件を知らせに行ったのではないか? という声まで出始めている。
    • 騒霊ぐ(さわぐ)
      草薙俊介は実姉の頼みを断り切れず、夫が行方不明になってしまった女性の相談に乗るはめになる。ありふれた失踪事件と思われたが、彼女の夫が消息を絶ったと想像される住居に、ポルターガイストに似た現象が起る事を聞き及び――。
    • 絞殺る(しめる)
      多額の借金を抱える工場主が、ホテルの一室で死体となって発見された。彼の娘は事件前夜に火の玉が飛んだと証言している。
      超常現象か? それとも……。
    • 予知る(しる)
      愛人女性が、相手の男性への恨み言を残して自殺を図った。男性の部下が現場に向かうが、彼女は既に事切れていた。
      目撃証言の裏付けを取るために、聞き込み捜査を行っていた所轄署の刑事達だが、事件を予知していた少女の存在を知り、驚愕する。

    湯川学の詳細情報
    湯川学
      • 姓名 湯川学
      • 職業 帝都大学理工学部物理学科助教授
      • 身体的特徴 長身・痩躯で足が長い。眼鏡を使用しているが、視力は不明。好きなブランドはアルマーニ。
      • 性別 ♂(未婚)
      • 湯川学が解決した事件を紹介する書籍
        • 『探偵ガリレオ(文藝春秋社刊)』
        • 『予知夢(文藝春秋社刊)』
        • 『容疑者Xの献身(文藝春秋社刊)』
        • 『ザ・ベストミステリーズ2007(講談社刊)』の収録作「落下る(おちる)」
        • 備考
          月刊誌「オール讀物(文藝春秋社発行)」にて好評連載中のシリーズ最新作、『聖女の救済』にも登場します。
      • 人物評定 
        • 典型的な理系人間。論理的な思考を好む。
        • 天才的な頭脳を持つが、運動能力にも長けている。バドミントン部の元エース。
        • 非科学的で凡庸な友人(草薙俊介)に対しては、皮肉交じりの発言が多いが、優しい一面も併せ持つ。と言うよりは寧ろ、根底にある人の好さを隠そうとして、COOLで狷介な人物を装っているふしもある。
        • 白衣を脱げば、どこから見ても、物理学者とは思えない特異な雰囲気を醸し出す。とある日の装いは、アルマーニの黒いシャツに、黒いサングラス――、学者に見えないどころか、堅気の人間にも見えないこともしばしば。
        • コーヒー党だが、銘柄や挽き方への拘りはない。インスタントや缶製品も文句を言わずに飲む。
        • 子どもが苦手で、相手をした際には身体に変調をきたす。
      • ガリレオの由来 
        警視庁捜査一課の面々が限定使用している呼称であり、広範囲に親しまれている愛称ではない。
        警視庁捜査一課に勤務する刑事、草薙俊介は、「超常現象?」と疑いたくなるような事件に出くわすことが多い。だがそれは、社会学部出身の彼には歯が立たない分野である。そこで、大学時代の部活(バドミントン部)仲間だった湯川学の知恵を借り、不可思議な事件を科学的に解決するというパターンが確立されていった。
        餅は餅屋と思ったのかどうか、草薙の上司は一般人の介入を疎んじるどころか大いに歓迎し、「ガリレオ先生」と崇め奉る(?)こととなる。

    草薙俊介の詳細情報
    草薙俊介
      • 姓名 草薙俊介
      • 職業 警視庁捜査一課に勤務する刑事
      • 性別 ♂(未婚)
      • 草薙俊介が登場する書籍
        • 『探偵ガリレオ(文藝春秋社刊)』
        • 『予知夢(文藝春秋社刊)』
        • 『容疑者Xの献身(文藝春秋社刊)』
        • 『ザ・ベストミステリーズ2007(講談社刊)』の収録作「落下る(おちる)」
        • 備考
          月刊誌「オール讀物(文藝春秋社発行)」にて好評連載中のシリーズ最新作、『聖女の救済』にも登場します。
      • 人物評定 
        • 典型的な文系人間。理系オンチで情緒的思考に陥り易い。
        • 「超常現象?」と疑いたくなるような事件に出くわすことが多い。
        • 気立てが良く、周囲への気遣いを怠らないが、人の好さが災厄を招くこともある。
        • 恋人はいないが、事件関係者に「時々」惹かれてしまう。
        • 愛煙家。
        • 型の古いスカイラインを愛用している。

    内海薫の詳細情報
    内海薫
      • 姓名 内海薫
      • 職業 警視庁捜査一課に勤務する刑事
      • 性別 ♀(未婚)
      • 内海薫が登場する書籍
        • 『ザ・ベストミステリーズ2007(講談社刊)』の収録作「落下る(おちる)」
        • 備考
          月刊誌「オール讀物(文藝春秋社発行)」にて好評連載中のシリーズ最新作、『聖女の救済』にも登場します。
      • 人物評定 
        • 女性が少ない職場のため、周囲からはやや浮き上がった存在。
          しかしながら、女性ならではの視点で事件解決の糸口を見つけた功績を持つ。
        • 勘が鋭く、目端も利く。
        • 捜査に没頭するが余り、フライング気味の行動に出ることがあるが、我執は制御できる。そのため、間宮班長や直接の上司である草薙は、時に困惑することがあるものの、彼女の言動には一定の理解を示している。
        • 不器用な性格のため、喜びや感謝の気持ちを巧く表現できないが、形式的なことに無頓着な湯川にはそれが欠点とは映らない。
      • 補足情報 
        内海薫は、2006年に発行された「オール讀物9月号」の収録作『落下る(おちる)』からレギュラーメンバーに加わった女性捜査官です。

        富樫慎二殺害事件(『容疑者Xの献身』の作中事件)で心に大きな痛手を負った湯川は、事件捜査に知恵を貸す「ガリレオ先生」という役どころを降りてしまいました。
        こうした状況の中でその事件は発生します。女性銀行員の転落死。
        当初は自殺と見られていましたが、その後の捜査で他殺であることが判明します。不可解な要素が多く難航する捜査。

        内海薫は躊躇する草薙を説き伏せ、湯川への紹介状を書かせることに成功しました。彼女の推理が正しいことを証明するためには、湯川の専門知識が必要不可欠だったのです。
        初めは彼女の要請を一蹴した湯川でしたが、内海の前向きな行動力を評価し、更には、彼の科学者としての好奇心も相まって、事件解決のために尽力することとなりました。

        残念ながら、この事件では、探偵ガリレオの完全復活を見ることは叶いませんでした。
        けれども、いくばくかの心境の変化はあったようです。湯川の言葉を借りれば、「理屈をこね回すだけで行動の伴わない連中が多い」中、失敗を恐れずに前向きな挑戦をした内海薫が、湯川に、難事件に挑む楽しさを思い出させました。「彼女はいい刑事になるよ。僕も面白い経験をした」と言わしめました。

        その後に起こる会社経営者殺害事件(『聖女の救済』の作中事件)では、草薙と内海が、捜査方針を巡り、真っ向対立する形になってしまいます。そんな二人を眺めながら、湯川はこう語りました。
        「君たちはまさか、グルじゃないだろうね」
        「警察には協力しないと決めた僕の知的探究心を、じつに見事にくすぐってくれる」

        内海薫は、捜査官としての資質に恵まれた、行動力旺盛な女性です。勝気ではありますが、不要な牙をむくことまではしません。ガリレオは歯に衣着せぬ物言いをする人物なので、彼女もつい感じたままの言葉を吐き出してしまうことがありますが、その表裏のない態度が、二人の協調関係を醸成して行く上では大いに役立っているようにも思えます。

        公式サイトで紹介されているドラマ版の内海薫と原作の内海薫には、人物造形に若干の差異があります。
        ドラマ版の内海薫は、オリジナルの内海薫像に草薙の性格がブレンドされた人物ということになるのかもしれません。

    『探偵ガリレオ』の登場人物一覧
    湯川学(34歳) 帝都大学理工学部物理学科助教授
    通称ガリレオ先生
    草薙俊介(34歳) 警視庁捜査一課の刑事・湯川の友人
    帝都大学社会学部出身
    間宮警部:警視庁捜査一課勤務・草薙俊介の上司・「ガリレオ」というニックネームの名付け親 / 小塚刑事:警視庁捜査一課勤務・草薙俊介の同僚 / 根岸刑事:警視庁捜査一課勤務・草薙俊介の後輩 / 弓削刑事:警視庁捜査一課勤務・草薙俊介の先輩
    ■ 燃える(もえる)
    向井和彦:19歳の無職少年 / 山下良介:和彦の遊び仲間・火災で死亡 / 金森龍男:火災現場近くのアパートの住人 / 前島一之:火災現場近くのアパートの住人 / 赤いトレーナーを着た少女:小学校に上がったか上がらないかの年齢・事件当夜に「赤い線」を見たと主張する
    ■ 転写る(うつる)
    藤本孝夫:中学生・ひょうたん池で金属製のマスクを拾う / 山辺昭彦:藤本孝夫の同級生 / 斉藤浩二:藤本孝夫の同級生 / : / 森下百合:草薙俊介の実姉 / 森下美砂:森下百合の娘・藤本孝夫達と同じ中学に通う / 柿本進一:歯科医・行方不明になった後、遺体で発見される / 柿本良子:柿本進一の妹・金属製のマスクから作られた石膏像が兄に似ていると主張する / 小野田宏美:藤本孝夫らが通う中学の音楽教師・柿本良子の友人 / 柿本昌代:柿本進一の妻 / 笹岡寛久:柿本進一の患者
    ■ 壊死る(くさる)
    高橋邦夫:スーパーマーケットの経営者・自宅浴室で死亡しているところを発見される / 高橋紀之:邦夫の息子・大学生 / 内藤聡美:「東西電機」の事務職・夜は銀座のバーでホステスのアルバイトをしている・高橋邦夫の愛人 / 田上昇一:「東西電機」の現場作業員・内藤聡美に好意を持っている / 伊勢課長:「東西電機」に勤務 / 小野寺班長:「東西電機」に勤務 / 橋本妙子:「東西電機」に勤務・内藤聡美の同僚 / 松山文彦:「東西電機」の下請け会社の跡取り息子
    ■ 爆ぜる(はぜる)
    梅津律子:主婦・帝都大学学生課での勤務歴を持つ・海水浴中に不審死を遂げる / 梅津尚彦:律子の夫・会社員 / 加藤敏夫:「坂上ハイツ」を管理する不動産屋 / 藤川雄一:「坂上ハイツ」の住人・自宅室内で他殺体となって発見される・帝都大学理工学部エネルギー工学科の出身 / 松田武久:帝都大学理工学部エネルギー工学科第五研究室の助手 / 横森教授:帝都大学理工学部エネルギー工学科第五研究室の教授 / 木島文夫:帝都大学理工学部エネルギー工学科の教授・エネルギー工学科の最高権力者 / 長江秀樹:土産物店の店員
    ■ 離脱る(ぬける)
    上村宏:フリーライター / 上村忠広:小学二年生・宏の息子・生まれつき病弱な体質 / 竹田亮太:上村忠広のクラスメイト / 竹田幸恵:亮太の母親・パン屋を経営 / 長塚多恵子:化粧品メーカーに勤務するOL・自宅室内で他殺体となって発見される / 栗原信彦:保険会社の外交員 / 中上工場長:食品工場の責任者 / 吉岡:リース会社の重役・長塚多恵子の元上司

    『予知夢』の登場人物一覧
    湯川学(36歳) 帝都大学理工学部物理学科助教授
    通称ガリレオ先生
    草薙俊介(36歳) 警視庁捜査一課の刑事・湯川の友人・帝都大学社会学部出身
    間宮警部:警視庁捜査一課勤務・草薙俊介の上司・「ガリレオ」の名付け親 / 牧田刑事:警視庁捜査一課勤務・草薙俊介の同僚 / 小田刑事:瀬戸富由子(「予知る」に登場)の事件を担当した所轄署の刑事
    ■ 夢想る(ゆめみる)
    坂木信彦:家業の電気工事業を手伝う・森崎家への不法侵入を試みたが由美子が猟銃を発砲して来たために逃走・逃走途中でひき逃げ事件を起こす / 中本:坂木信彦の小学校時代の友人 / 森崎敏夫:輸入品販売会社社長 / 森崎由美子:敏夫の妻・ / 森崎礼美:森崎夫妻娘・高校生 / 坂本富子:信彦の母親 / 加奈子:信彦の実姉 / 桜井努:デザイナー
    ■ 霊視る(みえる)
    長井清美:クラブのホステス・自宅で他殺体となって発見される / 細谷忠夫:会社員・長井清美と交際している / 小杉浩一:フリーライター・細谷忠夫の大学時代の友人 / 山下恒彦:細谷忠夫・小杉浩一の大学時代の友人 / 織田不二子:長井清美の友人 / 前田千晶:フィギュアスケートの選手 / 金沢頼子:フィギュアスケートの指導者 / 石原由里:フィギュアスケートの指導者
    ■ 騒霊ぐ(さわぐ)
    森下百合:草薙俊介の実姉 / 神崎弥生:森下百合の友人の妹 / 神崎俊之 :弥生の夫・健康機器メーカーのサービスエンジニア・行方不明になっている / 高野ヒデ:神崎俊之の顧客・神崎が失踪した時期に他界している / 高野昌明:高野ヒデの甥 / 高野理枝:高野昌明の妻 / 近藤夫妻:高野昌明の知人
    ■ 絞殺る(しめる)
    矢島忠昭:「ヤジマ工業」の社長・ホテルの一室で、死体となって発見される / 矢島貴子:忠昭の妻 / 矢島秋穂:忠昭の娘・小学5年生 / 光太:忠昭の息子・小学3年生 / 坂井善之:「ヤジマ工業」の従業員 / 鈴木和郎:「ヤジマ工業」の従業員 / 田中次郎:「ヤジマ工業」の従業員 / 蒲田:ホテルの支配人代理
    ■ 予知る(しる)
    菅原直樹:製造メーカーの管理職 / 菅原静子:菅原直樹の妻 / 蜂村英和:菅原直樹の部下であり、大学の後輩でもある / 瀬戸富由子:広告代理店勤務・菅原直樹の愛人・自室で自殺を図る / 予知少女:瀬戸富由子が自殺を図る三日前に、同様の出来事を見たと訴えている / 飯塚朋子:予知少女の母親 / 蜂村紀子:蜂村英和の妻

    ガリレオの部屋にはモデルがある
    ガリレオの部屋は、大阪府立大学工学部電気工学科(現在は電気情報システム工学科)第三講座の研究室――、東野さんが府大に在籍されていた頃の研究室とそっくりなレイアウトになっているようです。
    また、『探偵ガリレオ』の話からは外れますが、この第三講座の教官であったF助教授の講義内容が、『白夜行』『幻夜』でも紹介されているそうです。

    この話は、東野さんの後輩に当たり、当時は日本電装(現デンソー)の社員であった東野さんから就職勧誘を受けた方にうかがいました。

    「騒霊ぐ(さわぐ)」に登場する居酒屋にはモデルがあった

    『予知夢』の収録作「騒霊ぐ(さわぐ)」には、湯川と草薙が大学近くの居酒屋に赴くシーンがあります。
    大学から徒歩で数分のところに『美ふく』はある。居酒屋だが定食メニューも豊富だ。学生を相手にしているからだろう。草薙もかつてはよく通ったものだが、まさかこの歳になって……。(『予知夢』より引用)
    また、『探偵ガリレオ』の収録作「壊死る(くさる)」でも、店名は出てきませんが、湯川と草薙が「よく飲みに行った居酒屋」のシーンが登場します。

    この居酒屋『美ふく』は実在しましたが、現在は営業されていないようです。
    因みに、1985年当時の値段は、府大ランチ280円、夜のおまかせ定食が500円ぐらい――、東野さんが作中に登場させたくなる気持ちがよく分かる、良心的な価格です。

    この話は、東野さんの後輩に当たり、当時は日本電装(現デンソー)の社員であった東野さんから就職勧誘を受けた方にうかがいました。