TBSドラマ『白夜行』の概要
このページでは、TBSドラマ『白夜行』の概要と粗筋をご案内します。

原作:東野圭吾
脚本:森下佳子
プロデュース:石丸彰彦
製作:TBSテレビ
出演:桐原亮司(山田孝之)/唐沢雪穂(綾瀬はるか)/笹垣潤三(武田鉄矢)/松浦勇(渡部篤郎)/桐原弥生子(麻生祐未)/川島江利子(大塚ちひろ)/園村友彦(小出恵介)/篠塚一成(柏原崇)/高宮誠(塩谷瞬)/栗原典子(西田尚美)/唐沢礼子(八千草薫)/谷口真文(余貴美子)
主題歌:「影」柴咲コウ

ドラマ白夜行の内容:初恋の少女を助けるために父親を殺した少年と、少年をかばうために母親を手にかけた少女の14年間を描いた物語。
11歳の時に犯罪を隠蔽するために、新たな犯罪に手を染めることとなる二人だが…。


各項の末尾には、ネタバレ詳細ページへのリンクを張っています。
ドラマを未鑑賞の方、原作を未読の方はご注意ください。

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詳細は、こちらのページでご確認ください。

TBSドラマ『白夜行』第一話
登場人物
  • 桐原亮司(山田孝之/泉澤祐希):1991年時は小学5年生。質屋の一人息子。芳しくない家庭環境のため、屈託の多い日常生活を送っている。
    鋏を使った切り絵が得意。図書館を利用することが多い。
  • 西本雪穂(綾瀬はるか/福田麻由子):1991年時は小学5年生。父親を8年前に亡くし、現在は母親との二人暮らし。
    金銭的にも精神的にも恵まれない毎日を送っている。図書館を利用することが多い。
  • 笹垣潤三(武田鉄矢):西布施警察署に勤務する警察官。「目の前にある事実が真実とは限らない」と語り、真相解明に執念を燃やす。
    笹垣が『歎異抄(註1)』をつぶやくシーンが多く見られるが、このアイデアは、武田鉄矢さんが提供した。
  • 桐原洋介(平田 満):桐原亮司の父親。質店『きりはら』の店主。晩婚、若い妻との間に生まれた亮司は、歳を取ってから授かった子供ということもあって、大層可愛がっている。
    周囲には、商売熱心で善良な男と映っていたが―。
  • 桐原弥生子(麻生祐未):桐原亮司の母親。妻や母であることよりも、女性としての日常を大切にしている。
  • 松浦 勇(渡部篤郎):質店『きりはら』の店員。如才のない男で、桐原洋介からの信頼は篤いが―。
  • 西本文代(河合美智子):西本雪穂の雪穂の母親。飲食店に勤務しているが、生活は苦しい。その憂さを酒で晴らすため、困窮度が更に深まり、娘の雪穂に大きな負担を強いることになる。
  • 古賀久志(田中幸太朗):西布施警察署に勤務する若い警察官。笹垣と行動を共にすることが多い。カップ麺に大量の七味を入れて、笹垣を呆れさせている。
  • 唐沢礼子(八千草 薫):雪穂の養母。施設に預けられていた雪穂を引き取り、養女にした。茶華道教室を開いている。
  • 川島江利子(大塚ちひろ):雪穂が、唐沢姓に変わってからの友人。
  • 谷口真文(余 貴美子):大江図書館の司書(註2)。同所を頻繁に訪れる桐原亮司と西本雪穂に優しく接し、二人の悩みに心を砕くこともある。

あらすじ

2005年12月24日―
客を見送りに出た高級ブティック「R&Y」の経営者、唐沢雪穂は、サンタクロース姿の桐原亮司が腹部から大量の血を流し、苦悶の表情を浮かべている姿を見止め、驚愕する。
亮司の背後にある歩道橋の上では、彼に向かって咆哮する笹垣の姿(「あほ。あほんだら」と叫んでいる)もある。
駆け寄ろうとする雪穂を、最期の力を振り絞って制止させようとする亮司。
慟哭をこらえて背を向ける雪穂を、亮司は微笑をたたえながら見送った
亮司の脳裏には、14年間の想い出が――その殆どは苦悩に包まれたものであったが、鮮やかに蘇って来た。

1991年秋―
建設工事が中断されたままになっているビルの正面口、敷設されたダクトを利用した遊びに興じる子供達―、そこには、質店『きりはら』の一人息子、桐原亮司の姿もあった。
だが、楽しい一時は早々に終止符を打たれる。塾へと急ぐ仲間を尻目に、亮司はたった一人で家路につく。彼の家は、貧しくはないものの、子供の教育には無関心だった。
帰宅途中、川べりに目を落とした亮司は、寂しげな面持ちで川面を見つめる少女、西本雪穂の姿を捉える。

雪穂に心惹かれた亮司は、11歳の少年らしい純な一途さで、雪穂の心を開くことに成功する。
二人は、生まれて初めて、と言っても過言ではないぐらいの、喜びに満ちた時間を共有することになった。だがその幸福は、長くは続かい。

大人の身勝手に翻弄された彼らは、太陽に背を向けることとなった。
亮司は雪穂を守るために父親を殺し、雪穂もまた、亮司を庇うために母親を死に追いやってしまったのである。
雪穂の機転と捨て身の決断が功を奏し、亮司の危機的状況は回避されたが、雪穂は、殺人犯の娘として、苦難の道を歩むことになる。
一方、殺害現場の不自然さに疑念を抱いた笹垣刑事は、捜査本部が解散した後も、真相解明に向けての、執念の炎を燃やし続けていた。

詳細な内容
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註1:歎異抄(たんにしょう)とは、親鸞の死後教団内に湧き上がった異義異端を嘆くために編まれた文章のこと。
註2:原作にも図書館員に関する記述はあるが、谷口真文という名前の登場人物は存在しない。

TBSドラマ『白夜行』第二話
登場人物
  • 桐原亮司(山田孝之/泉澤祐希):1998年時は大江工業の3年生。 家業の質屋は倒産。
    現在は、倒産の原因を作った松浦のマンションで生活している。
    鋏を使った切り絵が得意。図書館を利用することが多い。
  • 唐沢雪穂(綾瀬はるか/福田麻由子):1998年時は清華女子学園の3年生。母親の死後、施設に預けられていたが、現在は、茶華道教室を営む唐沢礼子の養女になっている。
    文代が殺人事件の容疑者のまま他界したため、周辺社会から心無い仕打ちを受けている。
  • 笹垣潤三(武田鉄矢):桐原洋介殺害事件の担当刑事。移動で古巣の西布施署に戻って来たため、桐原弥生子や菊池道広(第一発見者)の周辺を嗅ぎ回り、亮司と雪穂に脅威を与える。
  • 桐原弥生子(麻生祐未):夫の殺害現場となったテナントビルの一室で、スナックを営んでいる。
  • 松浦 勇(渡部篤郎):質店『きりはら』の運転資金を使い込んで廃業に追い込んだ。しかし、亮司との関係は継続させており、現在は、住まいを提供して、自分の仕事を手伝わせている。
  • 古賀久志(田中幸太朗):西布施警察署に勤務する警察官。結婚して子供が誕生した。
  • 菊池道広(田中 圭):桐原洋介殺害事件の第一発見者。太陽鉄工所に勤務している。
  • 秋吉雄一:大江工業の3年生。カメラ好きの叔父の影響を受け、写真撮影を趣味にするようになった。
  • 唐沢礼子(八千草 薫):雪穂の養母。施設に預けられていた雪穂を引き取り、養女にした。茶華道教室を開いている。
  • 川島江利子(大塚ちひろ):清華女子学園の3年生。雪穂のクラスメイト。
  • 藤村都子:清華女子学園の3年生。ヴァイオリンが巧い。美貌の雪穂に、屈折した感情を抱いている。
  • 谷口真文(余 貴美子):大江図書館の司書。同所を頻繁に訪れる桐原亮司に、母親のような優しさで接している。また、亮司の方も谷口には信頼を寄せ、心を開くことが多い。

あらすじ

1998年冬―
街角で笹垣潤三の姿を見掛けた桐原亮司の胸中には、大きな不安が宿った。笹垣が、桐原洋介殺害事件に釈然としない思いを抱いていることに知っていたためである。
そんな中、亮司は、事件の第一発見者である菊池道広から、写真をネタに多額の現金を要求される。そこには、亡き父と雪穂が、殺害現場となったビルに入っていく様子が写し出されていた。
笹垣と菊池の脅威に怯える亮司は、二人を殺害しようとまで思い詰める。

一方、唐沢礼子の養女となった雪穂は、経済的な不安こそなくなったものの、容疑者の娘であったという過去を理由に、執拗な苛めに遭っていた。

精神的に追い込まれていた二人は、南大江駅で偶然の再会を果たす。
互いの苦しい現況を打破するために、二人は新たな犯罪に手を染めることとなった。

詳細な内容
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TBSドラマ『白夜行』第三話
登場人物
  • 桐原亮司(山田孝之/泉澤祐希):1998年時は大江工業の3年生。 家業の質屋は倒産。
    現在は、倒産の原因を作った松浦のマンションで生活している。
    鋏を使った切り絵が得意。図書館を利用することが多い。
  • 唐沢雪穂(綾瀬はるか/福田麻由子):1998年時は清華女子学園の3年生。母親の死後、施設に預けられていたが、現在は、茶華道教室を営む唐沢礼子の養女になっている。
  • 笹垣潤三(武田鉄矢):桐原洋介殺害事件の担当刑事。
    藤村都子に対する暴行事件で、亮司と雪穂の関与を確信している笹垣は、立件に向けて奔走するが―。
  • 桐原弥生子(麻生祐未):夫の殺害現場となったテナントビルの一室で、スナックを営んでいる。
  • 松浦 勇(渡部篤郎):質店『きりはら』の運転資金を使い込んで廃業に追い込んだ。しかし、亮司との関係は継続させており、現在は、住まいを提供して、自分の仕事を手伝わせている。
  • 古賀久志(田中幸太朗):西布施警察署に勤務する警察官。結婚して子供が誕生した。
  • 菊池道広(田中 圭):桐原洋介殺害事件の第一発見者。太陽鉄工所に勤務している。
  • 園村友彦(小出恵介):高校3年生。松浦が経営する売春組織のメンバー。携帯電話の使用料が支払えなくて一員に加わる。
  • 西口奈美江(奥貫 薫):大都銀行昭和支店に勤務。役職は法人第一課主任。松浦が経営する売春組織に参加する。
  • 唐沢礼子(八千草 薫):雪穂の養母。施設に預けられていた雪穂を引き取り、養女にした。茶華道教室を開いている。
  • 川島江利子(大塚ちひろ):清華女子学園の3年生。雪穂のクラスメイト。
  • 藤村都子:清華女子学園の3年生。暴行事件の被害者となり、鬱々とした生活を送っている。
  • 谷口真文(余 貴美子):大江図書館の司書。同所を頻繁に訪れる桐原亮司に、母親のような優しさで接している。また、亮司の方も谷口には信頼を寄せ、心を開くことが多い。

あらすじ

1998年12月―
(藤村都子に対する)暴行事件の容疑者となった菊池道広は、自分は亮司に嵌められたと笹垣に訴え出る。亮司への恐喝行為に関しては口を拭っているため、古賀刑事は「そんなことをして、何のメリットがあるんだ?」と懐疑的だが、笹垣は信用し、捜査に乗り出した。
立件のためには、被害届が必要となることから、藤村家を訪ねる笹垣は、そこで、雪穂との7年ぶりの再会を果たす。
亮司と雪穂が影で繋がっていることを確信する笹垣は、言質を取ろうと雪穂を難詰するが、言葉巧みにかわされてしまう。

一方の亮司も、新たな難題を抱え込んでいた。
松浦が組織する売春グループの女性客が、ホテルでの行為中に急死してしまう。相手の男は、新入りメンバーである園村友彦だった。
女性客の夫が暴力団員であることに恐れをなした友彦は、「警察に行く」と言うが、松浦はそれを思い止まらせ、亮司に事後処理を命じる。
対応策に窮した雪穂を呼び出し、相談を持ち掛けるが、気持ちは、友彦の責任も引き受けた上での「自首」に傾いていた。だが雪穂は、亮司を激怒させる提案を持ち掛ける。
激しい口論の果てに雪穂が翻意し、「自首」するために部屋を出た二人だったが―。

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TBSドラマ『白夜行』第四話
登場人物
  • 桐原亮司(山田孝之/泉澤祐希):犯罪行為を隠蔽するために、偽造した死亡届を提出し、戸籍上は、他界した存在となる。
    子供の頃からの関係を継続させている松浦や、売春行為で知り合った園村友彦・西口奈美江と新たな犯罪に手を染めるが…。
  • 唐沢雪穂(綾瀬はるか/福田麻由子):清華女子短期大学に進学し、川島江利子と共に、永明大学との合同サークル、「ソシアルダンス部」に入部する。
  • 笹垣潤三(武田鉄矢):桐原洋介殺害事件の担当刑事。
    亮司の母親である桐原弥生子から息子の死亡を伝えられるが信用せず、大都銀行が関係する一連の事件にも、亮司の陰を感じ取っている。
  • 桐原弥生子(麻生祐未):亮司の母親。夫の殺害現場となったテナントビルの一室で、スナックを営んでいる。
  • 松浦 勇(渡部篤郎):亮司の死亡届を偽造する等し、彼の協力者・理解者であるような態度を取り続けているが―。
  • 古賀久志(田中幸太朗):西布施警察署に勤務する警察官。
  • 園村友彦(小出恵介):信和大学工学部電気工学科の学生。亮司・西口奈美江と共に、偽造カードを用いた不正出金行為に関わる。
  • 西口奈美江(奥貫 薫):大都銀行昭和支店に勤務。亮司・園村友彦と共に、偽造カードを用いた不正出金行為に関わるが、行内での立場を利用した不正送金まで行なっていたために、危険な立場に追い込まれる。
  • 榎本宏(的場浩司):暴力団員。西口奈美江の情夫。
  • 唐沢礼子(八千草 薫):雪穂の養母。施設に預けられていた雪穂を引き取り、養女にした。茶華道教室を開いている。
  • 川島江利子(大塚ちひろ):清華女子短期大学の学生。雪穂と共に「ソシアルダンス部」に入部するが、ダンスは苦手だと称して、マネージャー役を買って出る。
  • 篠塚一成(柏原 崇):永明大学「ソシアルダンス部」のOB。篠塚製薬の御曹司。
  • 倉橋香苗:「ソシアルダンス部」の部長。篠塚一成と交際していたが、篠塚から別れ話を持ち出される。
  • 高宮誠(塩谷 瞬):永明大学の学生。「ソシアルダンス部」の部員。
  • 谷口真文(余 貴美子):大江図書館の司書。同所を頻繁に訪れる桐原亮司に、母親のような優しさで接していた。高校卒業後は姿を見せなくなった亮司の身を案じている。

あらすじ

「死者」として生きることとなった亮司は、園村友彦・西口奈美江と共に、偽造キャッシュカードで大金稼ぎ、それを雪穂に送金していた。
違法行為で結び付いた3人(亮司・友彦・奈美江)だが、精神的な絆を深め、良好な人間関係を築いて行く。ところが、奈美江が、暴力団員の情夫(榎本宏)の命令で、銀行内での不正送金にも手を染めていたことから、綻びが生じた。不正送金の事実に着目した奈美江の上司が榎本に殺害され、奈美江自身も、口封じのために命を狙われる立場へと追いやられる。
奈美江を救済するために奔走する亮司―。

その頃雪穂は、「ソシアルダンス部」のOBである篠塚一成に心惹かれるものを覚え、煩悶を余儀なくされる日々を送っていた。

詳細な内容
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TBSドラマ『白夜行』第五話
登場人物
  • 桐原亮司(山田孝之/泉澤祐希):戸籍上は死亡した人間となって、陰から雪穂を支えている。
    しかし、その雪穂が、亮司以外の男性に惹かれてしまったために、苦悩に満ちた日々を送ることになる。
  • 唐沢雪穂(綾瀬はるか/福田麻由子):清華女子短期大学の学生。「ソシアルダンス部」のOBである篠塚一成に恋をするが―。
  • 笹垣潤三(武田鉄矢):桐原洋介殺害事件の担当刑事。
    大都銀行が関係する一連の事件にも、亮司の陰を感じ取るが、思うような成果は得られない。
  • 桐原弥生子(麻生祐未):亮司の母親。夫の殺害現場となったテナントビルの一室で、スナックを営んでいる。
  • 松浦 勇(渡部篤郎):亮司は自分の支配下にある思って来たが、亮司が、自分の頭越しに、榎本との関係を深めたことから、報復を思い立つ。
  • 古賀久志(田中幸太朗):西布施警察署に勤務する警察官。
    コンビを組む笹垣への信頼度が深まり、亮司が絡む事件に対しても、自らの意思で関わりを持つようになる。
  • 園村友彦(小出恵介):信和大学工学部電気工学科の学生。亮司と共に、榎本から依頼されたゲームソフトの開発に乗り出す。
  • 榎本宏(的場浩司):暴力団員。西口奈美江の死後も、亮司との関係を継続させている。
  • 唐沢礼子(八千草 薫):雪穂の養母。施設に預けられていた雪穂を引き取り、養女にした。茶華道教室を開いている。
    雪穂が自分に心を開いていないのではないかと、心を痛めている。
  • 川島江利子(大塚ちひろ):清華女子短期大学の学生。雪穂と共に「ソシアルダンス部」に入部するが、OBの篠塚に気に入られたことから、予期せぬ不幸に見舞われる。
  • 篠塚一成(柏原 崇):永明大学「ソシアルダンス部」のOB。篠塚製薬の御曹司。川島江利子に惹かれ、交際をスタートさせるが―。
  • 倉橋香苗:「ソシアルダンス部」の部長。篠塚一成の元恋人。篠塚の新しい交際相手である江利子に冷たく当たる。
  • 高宮誠(塩谷 瞬):永明大学の学生。「ソシアルダンス部」の部員。雪穂に惹かれている。
  • 『島崎』の店主:松浦が足繁く通う食堂の店主。
  • 古賀の妻:古賀との間に、一男をもうけている。
  • 谷口真文(余 貴美子):大江図書館の司書。

あらすじ

男女の関係を結んだ亮司と雪穂だが、11歳時の記憶が二人の心に暗い影を落とし、満ち足りた思いは得られない。

篠塚製薬の御曹司である篠塚一成に心惹かれる雪穂。
当初は嫉妬心や猜疑心に包まれたものの、雪穂の幸せを願う気持ちから、陰から見守ることを決意する亮司。
だが、当の篠塚は、雪穂の友人である川島江利子と付き合い始める。

江利子の素直さに惹かれたという篠塚の言葉に、雪穂は深く傷付く。江利子の人となりは、幸せな家庭の中で培われたものであり、雪穂には望むべくもないものだった。
江利子に強い憎しみを抱くに至った雪穂は、亮司に、藤村都子と同じ目に遭わせて欲しいと依頼する。だが、亮司はその申し出を拒絶したばかりか、そんなことを本気で考えているのなら、病院に行った方がいいとまで言い募った。
激昂した雪穂は、松浦を利用して、思いを遂げようとする。

詳細な内容
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TBSドラマ『白夜行』第六話
登場人物
  • 桐原亮司(山田孝之/泉澤祐希):戸籍上は死亡した人間となって、陰から雪穂を支えている。
    桐原洋介殺害事件の真相を知る松浦の支配下に置かれて来たが、そのことに、我慢の限界を感じるようになる。
  • 唐沢雪穂(綾瀬はるか/福田麻由子):清華女子短期大学の学生。
    亮司以外の男性を愛し、苦悩の日々を経験したことで、亮司への深い想いを再認識するようになる。
  • 笹垣潤三(武田鉄矢):桐原洋介殺害事件の担当刑事。
    亮司の行方を追い続けているが、職務外の行為であるために制約を受け、不本意な思いを余儀なくされている。
  • 桐原弥生子(麻生祐未):亮司の母親。夫の殺害現場となったテナントビルの一室で、スナックを営んでいる。
    亮司を案じ、事態を好転させるために、松浦の行方を探し始める。
  • 松浦 勇(渡部篤郎):亮司の過去を知る強みから、亮司を都合良く利用し続けて来たが―。
  • 古賀久志(田中幸太朗):西布施警察署に勤務する警察官。
    転勤が決まったことから、笹垣への「恩返し」と称し、弥生子の張り込みを始める。
  • 園村友彦(小出恵介):信和大学工学部電気工学科の学生。
    亮司と松浦の関係に疑念を抱き始めている。
  • 榎本宏(的場浩司):暴力団員。西口奈美江の死後も、亮司との関係を継続させている。
  • 唐沢礼子(八千草 薫):雪穂の養母。施設に預けられていた雪穂を引き取り、養女にした。茶華道教室を開いている。
  • 川島江利子(大塚ちひろ):清華女子短期大学の学生。雪穂と共に「ソシアルダンス部」に入部するが、OBの篠塚に気に入られたことから、予期せぬ不幸に見舞われる。
  • 篠塚一成(柏原 崇):永明大学「ソシアルダンス部」のOB。篠塚製薬の御曹司。川島江利子の奇禍が原因で、憂鬱な思いに駆られる日々を送っている。
  • 高宮誠(塩谷 瞬):永明大学の学生。「ソシアルダンス部」の部員。雪穂に惹かれている。
  • 『島崎』の店主:松浦が足繁く通う食堂の店主。松浦の過去も知っている。
  • 古賀夫人:古賀との間に、一男をもうけている。
  • 谷口真文(余 貴美子):大江図書館の司書。

あらすじ

古賀から、亮司は自分達夫婦の被害者、という指摘を受け、母性を揺さぶられた弥生子は、松浦の行方を探し始める。自分が松浦に処分を託したフィルムが、亮司を苦しめる材料になっていると判断したためだった。
桐原洋介の遺品となったそのフィルムには、雪穂を陵辱するシーンが納められている。桐原洋介殺害事件の真相を明かすことも可能な、大きな危険を孕んだフィルムだった。

一方の亮司は、自分を利用することばかりに余念のない松浦に、我慢の限界を感じていた。
だが、その胸の内を友彦に勘付かれる。
食堂『島崎』の店主から、松浦の生い立ちを聞いた友彦は、松浦の、亮司に対する横暴な態度は愛情の裏返しだと諭す。亮司は、「それを受け入れ続けなきゃいけないの?」と反駁するが、友彦は「俺が想像してる、お前が考えてる方法よか、その方がましだと思う」と応えた。
友彦とのやり取りで、気持ちの中にゆとりが生まれた亮司は、松浦への憎悪を減殺させる。

だが、そんな亮司の思いとは裏腹に、事態は、思わぬ方向へと動き始めた。

詳細な内容
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TBSドラマ『白夜行』第七話
登場人物
  • 桐原亮司(山田孝之/泉澤祐希):松浦勇を殺害し、東京で身を潜めている。雪穂の幸福を願う気持ちから、雪穂が高宮との結婚に漕ぎ着けるように尽力する。
  • 唐沢雪穂(綾瀬はるか/福田麻由子):清華女子短期大学に在学中から交際を始めた高宮と婚約。結婚式を目前に控えているが、相手の高宮に不審な様子が見受けられ、焦燥感に駆られる。
  • 笹垣潤三(武田鉄矢):桐原洋介殺害事件の担当刑事。
    亮司の行方を追い続けているが、有形無形の制約を受け、不本意な思いを余儀なくされる日々が続いている。
  • 桐原弥生子(麻生祐未):亮司の母親。夫の殺害現場となったテナントビルの一室で、スナックを営んでいる。
    亮司が松浦勇を殺害する現場に居合わせたことから、悲嘆に暮れる日常を送ることとなる。
  • 唐沢礼子(八千草 薫):雪穂の養母。施設に預けられていた雪穂を引き取り、養女にした。茶華道教室を開いている。
  • 篠塚一成(柏原 崇):永明大学「ソシアルダンス部」のOB。篠塚製薬の御曹司。
  • 高宮誠(塩谷 瞬):東西電装に勤務「ソシアルダンス部」の後輩だった雪穂との結婚を間近に控えているが―。
  • 三沢千都留(佐藤仁美):東西電装の派遣社員。
  • 栗原典子(西田尚美):薬剤師。
  • 古賀未亡人:故古賀久志との間に、一男をもうけている。
  • 谷口真文(余 貴美子):大江図書館の司書。図書館のホームページを開設し、掲示板への書き込みを待っている。

あらすじ

古賀久志殺害事件の犯人である松浦勇の行方を探す捜査陣だが、思うような成果を得られない。
亮司の指示を受け、松浦と亮司から脅迫されていたと供述する雪穂。
しかし、取調べに当たった笹垣は雪穂の嘘を見破り、雪穂の頬を殴り付けてしまう。その熱意が理解されず、徐々に孤立化して行く笹垣。

2年の歳月が流れ、雪穂は、ダンスサークルの先輩部員だった高宮誠と婚約した。
だが、挙式を目前に控え、高宮が不審な言動を繰り返すようになる。高宮は、勤務先の派遣社員、三沢千都留に心惹かれ、雪穂との結婚を反故にすることを考え始めていた。
大学とサークルの先輩である篠塚一成の協力を得て、千都留に自分の気持ちを伝えようと画策し始める高宮。

一方の亮司は、雪穂の生活を、陰から見守る生活を送っていた。
高宮の真意を掴めず、焦燥感に駆られる雪穂の前に現れ、協力を申し出る。雪穂の結婚には、胸の痛みを禁じ得ないものの、亮司は、雪穂の幸福が第一義と考えていた。

高宮の、千都留への告白を阻止するために奔走する亮司。しかし、そこに笹垣が現れ、亮司は危機的状況に晒される。
雪穂のためにと無理を押す亮司だったが、雪穂の真意は別のところにあった。 雪穂は、「亮が捕まったら、こんな結婚―」と呟き、亮司の元に駆け付けようとするが…。

詳細な内容
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TBSドラマ『白夜行』第八話
登場人物
  • 桐原亮司(山田孝之/泉澤祐希):秋吉雄一という偽名で、ソフトウエア開発会社に勤務。有能なSEとして、信望を得ている。
  • 高宮雪穂(綾瀬はるか/福田麻由子):清華女子短期大学に在学中からの交際相手であった高宮誠と結婚。
    友人と共に、会員制の高級ブティックの経営に乗り出した。
  • 笹垣潤三(武田鉄矢):桐原洋介殺害事件の担当刑事であったが退職。
    東京で探偵事務所を開いている。
  • 桐原弥生子(麻生祐未):亮司の母親。夫の殺害現場となったテナントビルの一室で、スナックを営んでいる。
    亮司が松浦勇を殺害する現場に居合わせたことから、悲嘆に暮れる日常を送ることとなる。
  • 唐沢礼子(八千草 薫):雪穂の養母。施設に預けられていた雪穂を引き取り、養女にした。茶華道教室を開いている。
  • 篠塚一成(柏原 崇):永明大学「ソシアルダンス部」のOB。篠塚製薬の御曹司。
  • 高宮誠(塩谷 瞬):東西電装に勤務。「ソシアルダンス部」の後輩である雪穂と結婚した。
  • 三沢千都留(佐藤仁美):東西電装の元派遣社員。現在は太陽商事に勤務している。
  • 栗原典子(西田尚美):薬剤師。
  • 小竹涼子(春日井静奈):雪穂と共に、会員制の高級ブティックを経営。
  • 川島江利子(大塚ちひろ):清華女子短期大学の卒業生。雪穂の、高校・短大時代の友人。
  • 古賀未亡人:故古賀久志との間に、一男をもうけている。
  • 谷口真文(余 貴美子):大江図書館の司書。図書館のホームページを開設し、掲示板への書き込みを待っている。

あらすじ

雪穂の夫、高宮誠の勤める東西電装から、開発途中の社内システムの雛形を盗み、『メモリックス』に持ち込んだ亮司は、同社のシステムエンジニアとして、内外の信望を集めるようになっていた。
ところが、その東西電装が、興信所を使って、亮司(秋吉雄一)の身辺調査を始めた。何らかの対応を講じなければならない。
東西電装が著作権を主張することはできないが、背後関係を手繰られ、雪穂に害が及ぶ可能性があった。

一方の雪穂は、高宮が離婚を望むような日常――、ブティックの経営にかまけて、家事を疎かにする日々を送っていたが、高宮がそれを口にするような事態には至っていない。
そこで雪穂は、三沢千都留を利用することを思い立つ。興信所に依頼した結果、千都留は郷里での見合いが不首尾に終わり、東京に戻っていることが判明した。

三沢千都留の存在が、離婚問題だけでなく、東西電装の疑惑の目を逸らす役割を果たしてくれると判断した亮司は、緻密な計画を練り上げ、高宮と千都留に罠を仕掛ける。

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TBSドラマ『白夜行』第九話
登場人物
  • 桐原亮司(山田孝之/泉澤祐希):秋吉雄一という偽名で、ソフトウエア開発会社に勤務していたが、退職。薬剤師の栗原典子に接近を図る。
  • 唐沢雪穂(綾瀬はるか/福田麻由子):高宮誠と離婚。
    友人と共に経営していた会員制の高級ブティックの店名を「MACOTO'S CLOSET」から「R&Y」に改める。
  • 笹垣潤三(武田鉄矢):桐原洋介殺害事件の担当刑事であったが退職。
    東京で探偵事務所を開いている。
    篠塚一成からの依頼で、川島江利子に対する陵辱事件の真相解明に乗り出す。
  • 桐原弥生子(麻生祐未):亮司の母親。夫の殺害現場となったテナントビルの一室で、スナックを営んでいる。
    亮司が松浦勇を殺害する現場に居合わせたことから、悲嘆に暮れる日常を送ることとなる。
  • 唐沢礼子(八千草 薫):雪穂の養母。施設に預けられていた雪穂を引き取り、養女にした。茶華道教室を開いている。
    雪穂の離婚に心を痛める。
  • 篠塚一成(柏原 崇):永明大学「ソシアルダンス部」のOB。篠塚製薬の御曹司。
    江利子に対する陵辱事件の真相解明を笹垣に依頼する。
  • 高宮誠(塩谷 瞬):東西電装に勤務。「ソシアルダンス部」の後輩である雪穂と結婚したが、協議離婚に至る。
  • 栗原典子(西田尚美):薬剤師。自宅アパート付近で体調を悪くしていた秋吉雄一(亮司)を介抱したことをきっかけに急接近する。
  • 小竹涼子(春日井静奈):雪穂と共に、会員制の高級ブティックを経営。
  • 川島江利子(大塚ちひろ):清華女子短期大学の卒業生。雪穂の、高校・短大時代の友人。
  • 菊池道広(田中 圭):桐原洋介殺害事件の第一発見者。太陽鉄工所に勤務している。
  • 谷口真文(余 貴美子):大江図書館の司書。図書館のホームページを開設し、掲示板への書き込みを待っている。

あらすじ

病気を装い、栗原典子と接触することに成功した亮司は、メモリックスを退社し、典子のアパートで同棲を始める。 笹垣を殺害するための毒物を入手することが目的であった。
青酸カリを見せて欲しいという亮司の要求を一度は拒んだ典子だったが、亮司を信用することに決め、自宅に持ち帰る。

篠塚の依頼で、川島江利子に対する陵辱事件の真相解明に乗り出した笹垣は、江利子の反応から、亮司と雪穂の犯行を確信する。
笹垣は、事件の背後関係を明確にするために、藤村都子強姦未遂事件の容疑者、菊池道広からも話を聞く。
亮司への恐喝行為があったことを笹垣に明かす菊池。
笹垣は、菊池の証言から、雪穂の過去に思い至り、慄然とする。

一方の雪穂の元には、礼子が訪ねて来ていた。
離婚した雪穂を気遣う礼子と、そんな礼子に、僅かながらも本音を吐露する雪穂。以前よりも、濃密な情を通わせることになった雪穂と礼子だったが、礼子が布施に戻った直後に、事態が急変する。

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TBSドラマ『白夜行』第十話
登場人物
  • 桐原亮司(山田孝之/泉澤祐希):秋吉雄一という偽名で薬剤師の栗原典子と関係を持ち、笹垣元刑事を殺害するための青酸カリを入手する。
  • 唐沢雪穂(綾瀬はるか/福田麻由子):養母、唐沢礼子の死去に伴い、心労の多い日々を送る。
  • 笹垣潤三(武田鉄矢):桐原洋介殺害事件の担当刑事であったが退職。
    東京で探偵事務所を開いている。
    桐原洋介殺害事件の全容を解明するが―。
  • 桐原弥生子(麻生祐未):亮司の母親。夫の殺害現場となったテナントビルの一室で、スナックを営んでいる。
    亮司を犯罪者にしてしまったことの負い目から、酒浸りの日々を送ることとなる。左手首には、複数の自傷の痕が見て取れる。
  • 唐沢礼子(八千草 薫):雪穂の養母。茶華道教室を開いていた。
    心筋梗塞で病院に運び込まれるが、医療器具に不具合が発生し、死去。
  • 篠塚一成(柏原 崇):永明大学「ソシアルダンス部」のOB。篠塚製薬の御曹司。
    川島江利子強姦事件の真相を知り、亮司と雪穂の関係究明にも意欲を燃やす。
  • 高宮誠(塩谷 瞬):東西電装に勤務。「ソシアルダンス部」の後輩である雪穂と結婚したが、協議離婚に至る。
  • 栗原典子(西田尚美):薬剤師。自宅アパート付近で体調を悪くしていた秋吉雄一(亮司)を介抱したことをきっかけに急接近する。
    青酸カリを見せて欲しいという亮司の要求に不安を覚えるが―。
  • 小竹涼子(春日井静奈):雪穂と共に、会員制の高級ブティックを経営。
  • 川島江利子(大塚ちひろ):清華女子短期大学の卒業生。雪穂の、高校・短大時代の友人。
    短大時代に強姦事件の被害者となるが、現在は結婚して、平穏な日々を送っている。
  • 谷口真文(余 貴美子):大江図書館の司書。図書館のホームページを開設し、掲示板への書き込みを待っていたが、亮司のものと思える記事に不安を覚え、弥生子との接触を試みる。

あらすじ

庭の手入れをしている時に、松浦勇の遺体を見つけた唐沢礼子は、その衝撃が引き金となり、心筋梗塞で倒れる。
病院に運ばれるが、亮司が医療器具の接合部を外し、死亡させる。
病院が事故隠しを目論んだために真相も隠匿されるが、笹垣と篠塚は、亮司と雪穂の犯行であることを確信する。

笹垣は、スナック「やえこ」を訪ね、唐沢礼子死去の顛末を弥生子に語り聞かせる。夫が殺害された場所に店舗を構えるのは亮司を守りたいからであろうと、弥生子に対し、一定の理解の示す笹垣。しかし一方で、弥生子の原罪も追求する。
弥生子は、笹垣の指摘に触発された形で、亮司が書いたと思われる文面を(笹垣に)見せる。その文面に記された「大江図書館」の文字から、亮司と雪穂の繋がりを解明する笹垣。

亮司は、同棲相手である栗原典子を介して、青酸カリを入手することに成功する。
青酸ガスを発生させて笹垣を殺害し、自分も自殺する計画を立てていたが、雪穂にその真意を勘付かれる。
また典子も、亮司の言動に不穏な気配を感じ、婉曲にではあるが、翻意を促す言葉を投げ掛ける。 笹垣殺害の決意が揺らぎ、典子を頼りたいという誘惑に駆られる亮司だが―。

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TBSドラマ『白夜行』最終回
登場人物
  • 桐原亮司(山田孝之/泉澤祐希):笹垣元刑事を殺害するため、薬剤師の典子を騙して青酸カリを入手するが、笹垣のノートを見て翻意、「せめて、血と肉にまみれて殺したい」と考えるようになる。
  • 唐沢雪穂(綾瀬はるか/福田麻由子):亮司が笹垣を殺害し、自殺する意思を持っていることに勘付くが、何の手立ても取れず、焦りを募らせている。
    亮司の「田舎に戻りたい」という思いに応えるため、思案を巡らせるが―。
  • 笹垣潤三(武田鉄矢):桐原洋介殺害事件の担当刑事であったが退職。
    東京で探偵事務所を開いている。自殺した桐原弥生子の遺骨を引き取り、亮司にその事実を伝えたいと切望している。
  • 桐原弥生子(麻生祐未):亮司の母親。
    夫の殺害現場となったテナントビルの一室で、スナックを営んでいたが、亮司に誤った道を進ませたのは自分の責任と感じ、自殺する。
  • 篠塚一成(柏原 崇):永明大学「ソシアルダンス部」のOB。篠塚製薬の御曹司。
    川島江利子強姦事件の奥に潜んでいた真実を知り、亮司と雪穂にとっての最善の選択肢を思料するようになる。
  • 栗原典子(西田尚美):薬剤師。自宅アパート付近で体調を悪くしていた秋吉雄一(亮司)を介抱したことをきっかけに急接近する。
    心身が通い合ったと確信した日の朝、亮司が典子の元から去っていく。
  • 小竹涼子(春日井静奈):雪穂と共に、会員制の高級ブティックを経営。
  • 園村友彦(小出恵介):売春相手との間に起こったトラブルを亮司が解決したことがきっかけで、キャッシュカードやコンピュータソフトの偽造に関わるようになる。
  • 谷口真文(余 貴美子):大江図書館の司書。ホームページに設置した掲示板への書き込み・笹垣の訪問等から、亮司と雪穂の現状に不安を覚え、二人を救済するために奔走する。

あらすじ

笹垣を、「血と肉にまみれて殺したい」と考えた亮司は、トイレに仕掛けた青酸ガスの効き目を無効化するために、笹垣の部屋へ戻ったが、作業を終えたところに、笹垣が帰宅する。
笹垣の足に重傷を負わせ、止めを刺そうとする亮司。ところが、青酸ガスの効力を除去する作業で、青酸ガスを吸引してしまったため、亮司の身体に中毒症状が出てしまう。「便所に入るなっ」と言い残し、亮司は、笹垣の部屋から立ち去る。

雪穂は、亮司との連絡が取れなくなったことで焦燥感を募らせるが、「田舎に戻りたい」と言った亮司の思いに応えるために、布施に、「R&Y2号店」を出店する。生きてさえいれば、亮司は「R&Y2号店」を見に来ると考えていた。

亮司の足取りを追う中で、典子の存在を知った笹垣は、亮司が放った「便所に入るなっ」という言葉の真意を知る。
そんな状況の中、園村友彦が自首するために、西布施署に出頭する。亮司は指名手配されるが、笹垣の胸には、友彦が語った、「早く捕まえてあげてください。あいつ、昼間歩きたいって―、あれは本心だったと思うから」という訴えが深く刻み込まれる。

雪穂を自首させたいと願う篠塚は、亮司と雪穂の深い繋がりを示唆する証拠を見つけるが、雪穂は篠塚の助言に耳を貸そうとしない。篠塚は、「幽霊からの遺言」の文面を雪穂に提示し、雪穂の翻意を期待しながらその場を去る。

そして、2005年12月24日、「R&Y2号店」開店の日、亮司・雪穂・笹垣が、それぞれの思惑を秘めた、運命の日を迎える。

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