白夜行の年表- 19年間の軌跡 -

白夜行の年表
西暦(年) 事     象
第一章 1973

1974
亮司と雪穂の現況 / 時代の事象
  • 亮司と雪穂…小学5年生
  • 3月に四大公害裁判が結審
  • 江崎玲於奈がエサキダイオードの発明でノーベル物理学賞を受賞する事が決定
  • 読売巨人軍がV9を達成
  • オイルショックによるトイレットペーパー騒動
視点
  • 笹垣潤三…大阪府警捜査一課の刑事
  • 田川敏夫…不動産業
出来事
  • 1973(昭和48)年10月12日(金)、近鉄布施駅そばの廃墟ビルで、質店店主の桐原洋介(52歳)が何者かに殺害される。
    ・死体発見者は近所に住む小学3年生。
    ・凶器は細くて鋭利な刃物
    ・桐原洋介の足取り
    銀行で100万引き出す⇒「嵯峨野屋」でにしん蕎麦を食べる⇒ケーキ屋「ハーモニー」でプリンアラモードを4個買う⇒西本文代宅を訪問⇒西本家と犯行現場を結ぶ路上でその姿を目撃される⇒犯行現場

  • 1973年11月、雑貨商、寺崎忠夫が阪神高速守口線上で交通事故死。
    ・原因は居眠り運転。
    ・ライトバンの物入れから、桐原洋介が所有していたダンヒルのライターが発見される。
    ・但し、指紋は残されていない。
  • 1974年5月20日、「吉田ハイツ」103号で西本文代の死体が発見される。
    ・死因は一酸化炭素中毒。
    ・田川敏夫の元を雪穂が訪れ、部屋の鍵を持っていないので開錠して欲しいと要請。田川が「吉田ハイツ」に同行し、西本文代の死体を発見する事となる。
    ・田川は、雪穂のランドセルから鈴の音が鳴るのを聞いている。
第二章 1977 亮司と雪穂の現況 / 時代の事象
  • 亮司と雪穂
    ・亮司…大江中学校3年
    ・雪穂…清華学園中等部3年 母親の死後、父方の縁者である唐沢礼子の養女となる。
  • 映画「ロッキー」が封切られ、好評を集める
視点
  • 秋吉雄一…大江中学校3年・写真撮影を趣味にしている・亮司のクラスメート
  • 川島江利子…清華学園中等部3年・唐沢雪穂の親友
出来事
  • 秋吉雄一の視点から
    ・クラスメートの菊池文彦に、男女が映った写真を貸し出す。
    ・菊池は、弟が桐原洋介刺殺事件発生時の第一発見者だった事から、この事件に興味を持っていた。
    ・菊池は警察が介入するトラブルに巻き込まれるが、亮司の証言で、容疑が晴れる。
    ・桐原亮司がRKのイニシャルが入った小物入れを持っている事に気付く。
  • 川島江利子の視点から
    ・雪穂に憧れ、自分から「友達になって欲しい」と申し出る。
    ・雪穂から、自分にまつわる噂の内容を質され、不本意ながらも答える。
    ・雪穂と共に、同級の藤村都子が暴漢に襲われた後の現場に行き合わせる。
    ・都子は、容姿端麗で成績優秀な反面、短気で、他人を貶める発言をよく口にしていた。
    ・雪穂が、RKとイニシャルを入れた小物入れを作成している事に気付く。
第三章 1979 亮司と雪穂の現況 / 時代の事象
  • 亮司と雪穂
    ・亮司…集文館高校2年生
    ・雪穂…清華学園高等部2年生
  • インベーダーゲームが流行する
視点
  • 園村友彦…集文館高校2年生
  • 西口奈美江…大都銀行昭和支店に勤務
出来事
  • 園村友彦の視点から
    ・6月、亮司に誘われ、高校の知人、村下と共に、中年女性との秘密パーティが行われる場所に赴く。
    ・7月、秘密パーティで知り合った花岡夕子と親密な関係になるが、夕子が、シティホテルでの性交後に急死してしまう。
    ・亮司に相談したところが、彼は隠蔽工作を約束する。
    ・後日、夕子が既に死亡していた同日の午後11時頃、夕子に変装したした女性がルームサービスを依頼した事、 夕子の膣内からは、友彦とは違う血液型の精液が検出された事を知らされる。
    ・亮司が立ち上げた「無限企画」の協力者になる。
  • 西口奈美江の視点から
    ・6月、職場の元先輩である川田和子に誘われ、秘密パーティが行われる場所に赴くが、途中で席を立つ。
    ・その際に、勤務先(大都銀行昭和支店)の名前が入った腕時計を忘れる。
    ・亮司が立ち上げた「無限企画」の協力者になる。
第四章 1979 亮司と雪穂の現況 / 時代の事象
  • 亮司と雪穂
    ・亮司…集文館高校2年生
    ・雪穂…清華学園高等部2年生
  • 前年度に奇蹟の優勝を遂げたヤクルトスワローズだが、この年は最下位が定位置。
視点
  • 中道正晴…北大阪大学工学部電気工学科の学生。雪穂の家庭教師。
出来事
  • 中道正晴の視点から1
    ・7月、午後10時頃、最寄り駅から雪穂が慌てた様子でタクシーに乗り込むのを視認する。
    ・その理由を、雪穂は「友達が自殺未遂騒動を起こしたため」と答えた。
  • 中道正晴の視点から2
    ・北大阪大学工学部電気工学科第六研究室『サブマリン』の海賊版が出回っている事を知らされる。『サブマリン』は、第六研究室の学部生と大学院生が共同開発したコンピュータゲーム。
    ・一度だけだが、雪穂に『サブマリン』を見せた事がある。学習前に見せ、すぐに階下に置いたバッグに戻し、その後授業を行っている。
  • 中道正晴の視点から3
    ・雪穂の実母の事故死に興味を覚え、後輩の内藤を介して田川敏夫の元を訪ねる。
    ・田川敏夫から、自殺の可能性も取り沙汰されたいた事を聞く。
    ・雪穂が事故死と見せかけた、更には、意図的に発見を遅らせ死に至らしめた等の疑念を持つが、大粒の涙を流す雪穂を見て、考えを改める。
    ・雪穂から、彼女が事故当時に使用していた鈴付きのキーホルダーを見せられる。
第五章 1981 亮司と雪穂の現況 / 時代の事象
  • 亮司と雪穂
    ・亮司…大学には進学せず「無限企画」の経営に専念
    ・雪穂…清清華女子大学英文科の1年生
  • 前年にデビューした松田聖子のヘアスタイル「聖子ちゃんカット」が流行する
視点
  • 川島江利子…雪穂と共に清華女子大学英文科に進学し、ソシアルダンス部に入部。
  • 篠塚一成…永明大学経済学部の学生。ソシアルダンス部の部長。日本で五指に入る大手製薬会社、篠塚薬品専務の長男。同社の社長は伯父。
出来事
  • 川島江利子の視点から
    ・大学入学直後に、篠塚一成に好意を持たれる。
    ・篠塚一成と親しくしていた倉橋香苗が嫌がらせ行為を受ける。
    ・5月後半、篠塚とのデートを控えた前日、買い物帰りに暴漢に襲われる。
    ・クロロホルムを嗅がされた後、全裸にされ、放置トラックの荷台に乗せられる。
    ・数日後に、その様子を撮影した写真が自宅に送り付けられる。
  • 篠塚一成の視点から
    ・ソシアルダンス部の新入部員、川島江利子に好意を持ち、「プリティ・ウーマン」さながらに、彼女を美しく変身させて行く。
    ・順調な交際が始ったかに見えた矢先、江利子から一方的に交際を絶たれる。
    ・その直後に、彼女の全裸写真が送られて来る。
    ・かつての交際相手である倉橋香苗が管理を一任されている、部費の不正出金が判明。また、何者かが香苗に対し、金銭の要求が行っている事を知る。
    ・前後の状況から、香苗が何者かに江利子を襲わせたものと判断する。
    ・江利子の代理人として現れた雪穂に、警察に届けるよう進言するが拒否される。
    ・雪穂からは、江利子からの「交際を絶つ」というメッセージも聞かされる。
第六章 1982 亮司と雪穂の現況 / 時代の事象
  • 亮司と雪穂
    ・亮司…パソコンソフト通信販売組織「無限企画」を経営
    ・雪穂…清華女子大学英文科の2年生
  • 劇場版「機動戦士ガンダム」が公開される
視点
  • 園村友彦…信和大学工学部電気工学科の2年生
出来事
  • 園村友彦の視点から
    ・亮司から、キャッシュカードの暗証番号の読み取り法を教えられる。
    ・亮司のリードの元に、偽造キャッシュカードの製作に成功する。
    ・横領事件の発覚で、追われる身となった西口奈美江の逃亡を助ける。
    ・しかしながら奈美江は、新しい潜伏先となった名古屋のホテルで殺害される。
    ・西口奈美江が用意した、2000万円を超える逃走資金は消えていた。
第七章 1985 亮司と雪穂の現況 / 時代の事象
  • 亮司と雪穂
    ・亮司…「無限企画」を閉鎖の後「パソコンショップ MUGEN」を経営
    ・雪穂…清華女子大学英文科を卒業
  • 阪神タイガースがリーグ優勝
視点
  • 高宮誠…永明大学経済学部出身。在学中はソシアルダンス部の副部長。現在は、東西電装東京本社特許ライセンス部に勤務。
  • 三沢千都留…東西電装東京本社特許ライセンス部の派遣社員。
出来事
  • 高宮誠の視点から
    ・4年越しの交際相手、唐沢雪穂との結婚を目前に、困惑している。三沢千都留に心惹かれてしまったためである。
    ・誠は雪穂の美しさと聡明さを愛していたが、結婚の決め手となったのは、彼女に堕胎手術をさせた負い目からだった。誠に、妊娠判定具での陽性を確認させた後、雪穂は1人で事を処理した。
    ・三沢千都留に自分の気持ちを伝える事を決意、三沢千都留が宿泊予定のホテルに赴く。
    ・彼女の到着を待ってるところに、ホテル従業員から、「男の声で連絡が入り、千都留の予約が取り消された」という内容の報告を受ける。
  • 三沢千都留の視点から
    ・高宮誠に惹かれていたが、雪穂との結婚話を聞き、その思いを断ち切ろうとする。
    ・実家へ帰る前日、宿泊予定を予定していたホテルに赴くが、警視庁の刑事に、事件捜査のため、部屋を譲るよう依頼される。
    ・刑事には関西訛りがあった。千都留は刑事の要請を受諾する。
第八章 1985 亮司と雪穂の現況 / 時代の事象
  • 亮司と雪穂
    ・亮司…「無限企画」を閉鎖の後「パソコンショップ MUGEN」を経営
    ・雪穂…清華女子大学英文科を卒業
  • 任天堂の「スーパーマリオブラザーズ」の販売が開始される
視点
  • 園村友彦…「パソコンショップ MUGEN」の経営に参画
出来事
  • 園村友彦の視点から
    ・女性従業員の中島弘恵と付き合っている。
    ・弘恵に堕胎手術をさせた事を悔い、その折の妊娠判定具を、自身への戒めとして常時携帯している。一度だけ、その妊娠判定具を亮司に貸与した事がある。
    ・質店「きりはら」の従業員だった松浦勇が「パソコンショップ MUGEN」を訪問する。松浦に「スーパーマリオブラザーズ」海賊版製作を依頼され、受諾する亮司。
    ・暮れに海賊版製作業者が一斉摘発される。
    ・その収容策に出掛けたまま、亮司は消息を絶つ。
第九章 1988 亮司と雪穂の現況 / 時代の事象
  • 亮司と雪穂
    ・亮司…1986年に秋吉雄一と名乗ってソフトウェア開発会社「メモリックス」に入社
    ・雪穂…高宮誠と結婚の後 高級ブティックを友人と共同経営
  • 瀬戸大橋開通
  • 上海で列車の正面衝突事故。高知学芸高校の教師と生徒が被害に遭う。
視点
  • 高宮誠…東西電装東京本社特許ライセンス部に勤務
  • 女性弁護士
出来事
  • 高宮誠の視点から
    ・勤務先の東西電装が開発した「生産技術エキスパートシステム」のプログラムが漏洩。
    ・雪穂が高級ブティックの経営に参画したせいで家事が疎かになり、夫婦間に溝が生じる。
    ・雪穂から誘われたゴルフ教室で三沢千都留と再会。その後、関係を進展させて行く。
    ・雪穂がイタリアに買い付けに出掛ける前夜に口論。雪穂は誠から暴力を受けたと主張するが、彼の方はその記憶がない。
  • 女性弁護士の視点から
    ・高宮雪穂から、離婚に関する相談を受ける。
    ・雪穂は、夫の不倫現場を撮影した写真を持っていた。
    ・雪穂は、暴力を受けたと申し立て、涙を流した。
第十章 1991 亮司と雪穂の現況 / 時代の事象
  • 亮司と雪穂
    ・亮司…秋吉雄一と名乗り、薬剤師、栗原典子と同居
    ・雪穂…高宮誠と離婚後に高級ブティックの経営を拡張
  • 大相撲夏場所で、18歳9ヵ月の貴花田が横綱・千代の富士を破り、史上最年少金星を獲得。
視点
  • 今枝直巳…探偵事務所を経営
  • 旧姓川島江利子…大学卒業後、信用金庫に勤務。その後に見合い結婚。
出来事
  • 今枝直巳の視点から1
    ・ゴルフ練習場で、見覚えのある顔、高宮誠を見かける。
    ・東西電装の機密漏えい事件に関する調査依頼を受けた今枝は、不審人物である秋吉雄一の行動を監視する過程で、秋吉もまた、三沢千都留の行動を監視している事を知る。
    ・秋吉は、三沢千都留を常時監視し、高宮誠との交際が始ると同時に張り込みを解いた。
    ・高宮誠と三沢千都留は共に東西電装関係者である事から、機密漏えい事件との関連を疑ったが、秋吉が両名と接触する事はなかった。
    ・漏えい事件の調査は、成果が出ないままに打ち切られた。
  • 今枝直巳の視点から2
    ・ゴルフ練習場で高宮誠と交流を持つ。
    ・高宮誠は雪穂との離婚後、三沢千都留と再婚していた。
    ・篠塚一成から唐沢雪穂の身辺調査を依頼される。
    ・雪穂は現在、篠塚一成の従兄である篠塚康晴との交際している。
  • 旧姓川島江利子の視点から
    ・前田和郎という名前の結婚相談所員から、訪問を受ける。雪穂を結婚対象と考えている人物からの調査依頼である事を知らされる。
    ・前田が雪穂の離婚歴を問題にしていると解釈した江利子は、高宮誠は雪穂の最愛の人ではなかったと告げる。
    ・調査員から藤村都子の事を切り出された江利子は、雪穂に抱いた疑惑を思い出す。
第十一章 1991 亮司と雪穂の現況 / 時代の事象
  • 亮司と雪穂
    ・亮司…秋吉雄一と名乗り、薬剤師、栗原典子と同居
    ・雪穂…高宮誠と離婚後に高級ブティック経営を拡張。
視点
  • 今枝直巳…探偵事務所を経営
出来事
  • 今枝直巳の視点から
    ・江利子から「雪穂の最愛の人は高宮誠ではなかった」と聞かされた今枝は、篠塚一成に対し、「彼女の最愛人はあなたでは?」と告げる。その根拠として、篠塚のカルチェの時計を雪穂が記憶していた事実を上げる。
    ・雪穂のブティックに同道した菅原絵里の部屋から、盗聴器を発見する。
    ・笹垣刑事の話から、秋吉雄一が、雪穂と共生関係を持つ亮司である事を察知する。
    ・8月、亮司と雪穂との関係を調べ始めたところで、何者かに毒ガスを吸引させられる。
第十二章 1991年 亮司と雪穂の現況 / 時代の事象
  • 亮司と雪穂
    ・亮司…秋吉雄一と名乗り、薬剤師、栗原典子と同居
    ・雪穂…高級ブティック経営。青山店・代官山店に継ぐ自由が丘三号店の出店を計画中。
  • チャゲ&飛鳥の「SAY YES」大ヒットとなる
視点
  • 栗原典子…薬剤師。帝都大学付属病院に勤務。
  • 篠塚一成…篠塚薬品東京本社企画管理室勤務。
出来事
  • 栗原典子の視点から
    ・5月の半ばに、自宅アパート付近で具合を悪そうにしている秋吉雄一を介抱する。
    ・秋吉雄一は性行為の際に射精しない事を知り、ショックを受ける。
    ・ミステリを書くために青酸カリを見せて欲しいと頼まれ、不安を感じながらも承諾する。
    ・8月、用意した青酸カリが大量に減っている事を知り驚愕する。
    ・彼の持ち物から、今枝探偵事務所と記されたファイルを発見する。但し、中身は入っていない。
    ・9月、不信感を抱いた典子は、大阪に行くという秋吉雄一に同道する。
    ・彼が生まれ育ったという街を散策中に「りょうちゃん?」と声を掛ける女が居た。
  • 篠塚一成の視点から
    ・笹垣刑事から連絡を受ける。 今枝が消息を絶った事、生きている可能性は低い事、雪穂には「エビとハゼ」のような共生関係にあるパートナーが存在する事を知らされる。
    ・9月、唐沢礼子が死去し、篠塚康晴の命を受けて、雪穂をサポートするために大阪に向かう。
    ・打ちひしがれている雪穂に心を奪われそうになる。
    ・だが、新規店舗オープンで養母の看病が負担になっていた雪穂の実情を知り、彼女に傾斜し掛けた気持ちを立て直す。
第十三章 1992 亮司と雪穂の現況 / 時代の事象
  • 亮司と雪穂
    ・亮司…薬剤師、栗原典子と同居するが、秋口に消息を絶つ。
    ・雪穂…篠塚薬品常務取締役の篠塚康晴と再婚。高級ブティックを経営。青山店・代官山店・自由が丘店に継ぐ、心斎橋店の出店を計画中。
視点
  • 笹垣潤三…大阪府警を退職
  • 栗原典子…薬剤師。帝都大学付属病院に勤務。
  • 篠塚美佳…篠塚康晴の娘
出来事
  • 笹垣潤三の視点から
    ・姪の夫となった元部下の古賀、現大阪府警捜査一課長と、足掛け20年の歳月を回想。雪穂に抱き続けて来た疑念を吐露する。
    ・篠塚一成に再会。一成は企業秘密漏洩の濡れ衣を被せられ、子会社に左遷させられていた事を知る。
    ・栗原典子と亮司の関係、亮司と雪穂の関係から、ハッキングによって、一成を陥れたのは、亮司と雪穂である事を覚る。
  • 栗原典子の視点から
    ・結婚相談所を介して知り合った藤井保から、秋吉雄一は、典子と出会う前から彼女の身辺調査していたという事実を聞かされ愕然とする。
  • 篠塚美佳の視点から
    ・父親の再婚相手である雪穂への不快感を露骨に示すが、ある事件を境に状況が一変する。家族の留守中に宅配業者を装った男に強姦された。
    ・帰宅して事態を察した雪穂は万全の事後処理を行い、それによって美佳は、雪穂の精神的支配下に置かれる事となる。
  • 結末
    ・笹垣は一成と訪れた篠塚康晴邸で、硝子の破片を見つける。その破片は、雪穂が大阪から持ってきた鉢植えの中に入っていた。
    ・笹垣は、大阪府警捜査一課長、古賀に進言し、故唐沢礼子宅の庭を捜索させる。その結果、失踪中の松浦勇と思われる白骨体が発見される。
    ・また笹垣は、桐原弥生子から、亡くなった夫が少女偏愛症であった事を知らされる。
    ・一連の事件の概要を把握した笹垣は、12月24日、「R&Y」大阪一号店のオープンの日に府警捜査一課員と共に亮司の登場を待つ。
    ・サンタクロースに扮した亮司は、紙きり細工の巧さから笹垣に身分を見破られる。
    ・亮司は逃走途中で死亡。
    ・雪穂は亮司の死体を「全然知らない人です」と告げ、立ち去る。